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凸版印刷、UHF帯ICタグ活用「文書保管サービス管理システム」

2010年4月30日 (金)

ロジスティクス倉庫入荷時の一括読み取り凸版印刷は4月30日、メインテックと共同でUHF帯ICタグを活用した文書保管サービス管理システムを開発したと発表した。中央梱包運輸がこのシステムを文書保管サービス「iBOX」として導入し、同社の関越児玉倉庫(埼玉県本庄市)で5月1日より運用を開始する。

 

このシステムは、中央梱包運輸が顧客から寄託されている文書保管箱にUHF帯ICタグ・ラベルを貼付し、文書保管箱管理の効率化と顧客への引渡し時の確実性向上を図るもので。入出荷や棚卸などの作業で複数一括読み取りにより作業を迅速化する。また、顧客への引渡しや棚への入庫など、確実に一つ一つ認識する必要があるシーンではICタグ・ラベルの券面に印字されたバーコードを用いる。凸版印刷では「作業や荷動きの実績がデータベース化されることでトレーサビリティが実現され、保管事業の信頼性が向上する」としている。

 

顧客が申請を行うWebアプリケーション、倉庫内の業務を一元管理する倉庫アプリケーション、ICタグやバーコードの読み取り端末のアプリケーションといった文書保管サービスに必要な機能をオールインワンシステムとして開発したもので、導入・運用の作業負荷削減につながる。

 

中央梱包運輸は顧客から保管を委託されている什器の管理にもシステム適用範囲を広げ、文書保管箱の管理以外にも応用していく。