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長谷工システムズ、堺市に倉庫建設し文書保管参入

2018年5月23日 (水)

ロジスティクス長谷工コーポレーショングループのオフィスサービス事業を手がける長谷工システムズ(東京都港区)は22日、新規事業として「文書保管サービス」を開始したと発表した。これに伴い、堺市美原区に文書保管箱10万箱を収納できる倉庫「関西第1センター」を開業した。

近年、文書のデジタル化は進んではいるものの、手間や費用がかかるなどのデメリットや法律で保管期限が定められた文書も多く、文書保管の需要が高まっている。また都心部のオフィス賃料の高騰も影響し、スペースと費用の問題から外部の倉庫へ重要書類を預けるケースが増えつつある。

これらを背景に、同社は第1号となる倉庫として、堺市に関西第1センターを開業し、法人向けに文書保管サービスを開始することにした。

同社の文書保管サービスでは、保管が必要な文書を1箱単位で預かり、文書の電子化や溶解処分も担う。預かった文書は1箱単位で翌営業日に配達する。当日配達も可能としている。

施設はバーコードを用いた箱単位の在庫管理システムにより、入出庫をスムースに管理する。セキュリティ面には、防犯センサーや侵入センサーに加え、警備会社による定期巡回サービスを実施する。標高90メートルに位置しており、津波や地震などの自然災害に強い立地としている。