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ヤマトHD、東南ア‐欧州間で複合一貫輸送を開始

2024年5月1日 (水)

サービス・商品ヤマトホールディングス(HD)は1日、東南アジア‐ヨーロッパ間でトラックと鉄道を活用した国際複合一貫輸送サービスを、同日から開始すると発表した。

シンガポールやマレーシア、タイ、ラオス、ベトナム、カンボジアから、ウクライナとベラルーシを除くヨーロッパまでの区間で、物量に応じてコンテナ貸し切り(FCL)または混載(LCL)で輸送する。マレーシアのグループ会社であるOverland Total Logistic Services(OTL)が担う東南アジア‐中国間のトラック輸送と、中国‐欧州間におけるパートナー企業の鉄道輸送を利用することで、喜望峰ルートより短期間での輸送が可能なほか、航空輸送より低コストかつ温室効果ガス(GHG)も低排出なのが特長だ。

▲東南アジア-欧州間の輸送ルート(クリックで拡大、出所:ヤマトホールディングス)

東南アジアは世界的なエレクトロニクス関連製品や自動車部品の主要生産拠点であり、ヨーロッパへの輸送では通常は紅海ルートが利用されるという。イエメンの親イラン武装組織であるフーシ派による紅海周辺での船舶攻撃が続いているなか、船舶は喜望峰ルートへの迂回を余儀なくされているが、これにより運航日数が最大20日延び、運賃や保険料など輸送コストの上昇を招いている。

ヤマトHDは、東南アジア‐ヨーロッパ間の強靭なグローバルサプライチェーンを構築するため、海上輸送や航空輸送に次ぐ新たな輸送手段の一つとして、トラックと鉄道による国際複合一貫輸送サービスを提供する。

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LOGISTICS TODAY編集部
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