エスライン、中計の数値目標を取り下げ

財務・人事エスライングループ本社は15日、2022年5月30日に公表した中期経営計画、「“ありがとう創造計画”」で掲げた数値目標を取り下げることを発表した。

物価上昇による購買意欲の低下、原油価格の高値安定の継続による燃料費の高騰、商品の流通形態が実店舗での購買からネット環境へと消費様式が変化したことによる企業間の貨物輸送物量が伸び悩んだことなどの市場環境の悪化を理由として挙げている。

同社が同じ日に公表した24年3月期決算は、売上高が前年比4.5％減の496億8700万円、営業利益が同59.7％減の7億5800万円、経常利益は54.1％減の8億8600万円となっている。これらの業績を踏まえ、同計画の最終期となる25年3月期の数値目標である売上高540億円、経常利益21億6000万円、自己資本利益率（ROE）5.0％についても、その達成が困難となる見通しが高いと判断したという。

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LOGISTICS TODAY編集部
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