国際米運輸省は14日、全米のトラック駐車場整備に2億ドルを投じると発表した。INFRA補助金プログラムを通じ、12州の14プロジェクトを支援する。主要貨物回廊や物流拠点で数百台分の駐車スペースを新たに整備し、ドライバーの休息場所不足への対応と貨物輸送の効率化を図る。
支援対象は、ジョージア、アイオワ、ノースカロライナ、テキサス、ウィスコンシン各州でのトラック駐車場拡張事業など。米国では長距離輸送を担うトラックドライバーの駐車場所不足が慢性的な課題となっており、米運輸省の調査では、ドライバーの98%が安全な駐車場所の確保に日常的な問題を抱えているという。
米国運輸研究所の分析では、駐車場所を探すことでドライバー1人当たり1日平均56分の運転時間が失われ、年間では6813ドルの賃金減少につながるとしている。駐車スペース不足は労働時間の有効活用を阻害するだけでなく、主要物流回廊の輸送効率や道路安全にも影響する。
米トラック協会(ATA)は今回の投資を歓迎する一方、全国的な不足解消には追加整備が必要との認識を示した。ATAは、商用トラック向け駐車能力の拡大に7億5500万ドルの競争的補助金を充てる「Truck Parking Safety Improvement Act」を支持している。
また、今後5年間で7億5000万ドルをトラック駐車場建設に充てる法案も提案されている。米議会は2026会計年度の歳出で既に2億ドルをトラック駐車場向けに認めており、次年度予算でも追加の2億ドルを確保する方向で検討が進んでいる。
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