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米下院委、トラック駐車場整備に2億ドル

2026年6月5日 (金)

国際米トラック協会(ATA)は4日、米下院歳出委員会が可決した2027会計年度の運輸関連歳出法案に、トラック業界を支援する複数の施策が盛り込まれたことを歓迎した。法案には、トラック駐車場の拡充事業に2億ドルを充てる項目が含まれており、ドライバーの安全確保とサプライチェーン強化に向けた投資と位置付けている。

今回の駐車場整備費は、スティーブ・ウォマック下院運輸歳出小委員長の主導で盛り込まれた。ウォマック氏はことし前半にも、トラック駐車場向けに2億ドルの専用財源を確保しており、駐車スペース不足への対応を継続的な政策課題としている。

ATAのクリス・スピア会長兼CEOは、法案について、業界が直面する重要課題への対応に向けた意味ある一歩だと評価。安全強化、貨物盗難や詐欺への対策、法執行支援などを含む内容で、強いトラック輸送産業が米国経済と強靱なサプライチェーンに不可欠だとの認識が広がっているとした。

米運輸省の調査によると、トラックドライバーの98%が安全な駐車場所の確保に日常的な問題を抱えている。米国運輸研究所の分析では、ドライバーは駐車場所を探すため、1日平均56分の運転時間を失っており、年間6813ドルの賃金損失につながっているという。

法案は駐車場整備に加え、貨物盗難への対応戦略の策定、混雑課金の影響調査、連邦自動車運送安全局(FMCSA)の検査・監督人員確保、政府機関を装う詐欺対策、悪質なレッカー行為への対応、自動運転トラックの安全基準検討なども盛り込んだ。

このほか、大麻使用による運転能力低下を検知する技術の実現可能性調査、GPS代替技術の研究、停止中の商用車で従来の三角表示板に代わる灯火式警告装置の使用容認、人身売買防止啓発、州ごとに異なる休憩規制の調整なども含まれる。

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