財務・人事渋沢倉庫が12日に発表した前3月期決算は、営業利益が7.3%減少し25億7500万円となった。
不動産事業でテナントの合理化策の影響を受け、不動産賃貸収入が減少したものの、物流事業で飲料などの輸配送業務や流通加工業務、輸出入海上貨物の取扱いが伸長。物流事業は営業利益が増益を確保したが、不動産事業の減益により、全体では減益となった。
今期は売上高は485億円、営業利益は20億7000万円、最終利益は10億4000万円を見込む。横浜、茨木地区の新倉庫が稼働することに加え、営業所新設による拠点の拡大で飲料・日用品などの輸配送業務や流通加工業務の取扱いが増える見通し。
[渋沢倉庫]2014年3月期連結決算(単位:百万円)
2014年3月期 | 2013年3月期 | 増減 | |
---|---|---|---|
売上高 | 54,689 | 53,399 | 2.4% |
営業利益 | 2,575 | 2,778 | -7.3% |
経常利益 | 2,385 | 2,476 | -3.7% |
当期純利益 | 1,263 | 1,106 | 14.3% |