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運行管理者が客観的に発生状況をチェック

JUKI、居眠り運転警告装置の警告機能を強化

2014年5月21日 (水)

サービス・商品JUKI、居眠り運転警告装置の警告機能を強化(1)工業用ミシン製造で世界トップシェアのJUKIは21日、デルタツーリング社製の居眠り運転警告装置「スリープバスター」に事故多発判定、自覚眠気判定の2機能を追加したモデルを6月から発売する、と発表した。

スリープバスターは、心臓や大動脈、外部からのストレスによる体幹の中の音響情報から導かれた周波数変動の様子から運転中の状態を検知し、その情報をドライバーに予兆・本兆として通知することでヒューマンエラーの回避を促す機器。

JUKI、居眠り運転警告装置の警告機能を強化(2)6月に発売するモデルは、過去の事例から、ヒューマンエラーによって「どのような状態でドライバーが事故を起こしたか」を解析し、これとほぼ一致した波形状態になった場合に、ドライバーに強く警告を発し、緊急注意を促す機能を搭載する。

また、自覚度合いが少なくても、体の中では眠気に抵抗したり、緊張度合が高くなっていたりする状態を通知するための表示画面を変更し、事故回避警告を強化。併せて発売する専用の運行管理ソフト「ヒュータコ」の改訂版を用いることで、新たな判定機能の発生状況を運行管理者が客観的に見られるようになり、ヒューマンエラーの発生頻度を少なくするための指導に役立てることができる。

28-30日に開催される「運輸システムEXPO」に新モデルのスリープバスターを出品する。国内税別価格(センサーマット、コントローラー、電源ユニット)は15万円。