
(出所:栗林造船)
環境・CSR栗林商船は31日、同社グループの大和運輸が、丸一鋼管および平岩運輸と連携し、月間600トンの鋼管(電線管)を大阪から東京へ海上輸送するモーダルシフトを4月から本格的に開始したと発表した。これにより、年間7200トン(360台分)の輸送をトラックから海上輸送へ転換し、CO2排出量を従来比72%削減する効果を上げている。
同取り組みは、ドライバーの長時間労働是正や人手不足対策、BCP(事業継続計画)強化、さらには環境負荷軽減を目的とした持続可能な物流の一環であり、大阪港湾局の「モーダルシフト推進事業」にも認定された。輸送時間は従来の10-12時間から3時間へと短縮され、定時運航率90%を維持する安定的な輸送体制を確立している。
丸一鋼管は、17年に一部輸送を海上へ移行して以降、段階的に数量を増やし、24年4月には残る月間400トンも完全に切り替えた。今後も栗林商船グループは、海陸一貫輸送の強みを生かしながら、サステナビリティ経営の推進とともに物流課題の解決に貢献していく方針。
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