物流マンの役割は「見せること」、JILSセミナー

イベント日本ロジスティクスシステム協会（JILS）は25日、JILS本部で24日に開催した「物流ABCによるコストの徹底削減基礎セミナー」の開催概要を公開した。セミナーには28人が参加した。

講師を務めた湯浅コンサルティングコンサルタント内田明美子氏は、「物流センターには多くの収益改善・経営改善の芽が眠っている。生産性や人員配置の妥当性、作業別収支やコスト削減余地、さらには、取引条件に依拠する顧客別のコスト格差や売上と対比した妥当性などを『見せること』『気づかせること』が物流マンの役割の1つであり、その手法が物流ABC」と説明。具体的な物流ABCの計算ステップとその活用事例を講義した。

内田氏は「真の収益改善のためには、物流ABCを活用し、論理的に説明できるデータをそろえておくことが重要。実際に物流ABCを導入しようとする際に、困難なことに直面するケースもあるが、自社の物流センターでの活用などを検討してほしい」と締めくくった。

JILSでは、9月4日にこのセミナーを大阪でも開催する計画で、現在、西日本地区の参加者を募集している。

■大阪開催の概要
http://jils.force.com/servlet/servlet.FileDownload?file=00P1000000FvQv3EAF