ANAカーゴ、成田空港輸入上屋が被害

話題全日本空輸（ANA）の貨物部門「ANAカーゴ」は、東北地方太平洋沖地震（東日本大震災）による成田空港輸入上屋の状況について、第4貨物ビルの2室が甚大な被害を受けていると発表した。輸出貨物については、通常通り取扱っている。

成田国際空港会社と協議を重ね、早期営業再開に向けて取り組んでいるものの、安全面から施設への立ち入りが禁止されており、復興のめどが立っていないという。同社では、代替施設を検討など「考えうるすべての選択肢を検討している」としている。

現在の対応状況としては、書類はIACTのA棟で引渡しを行っており、地震発生前までに搬入確認を行った貨物については、蔵置場の安全が確保されないため、移動することが困難として、成田国際空港会社と調整を行なっている。12-14日に到着した貨物は、IACTのB棟に搬入を行っている。

また、15日以降の到着便からは営業を再開し、B棟に貨物を搬入を行うが、着払い貨物については取り扱いを中止している。