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日本郵船、LNG船重大事故想定し対応訓練

2014年9月4日 (木)

環境・CSR日本郵船、LNG船重大事故想定し対応訓練日本郵船は3日、同社が管理する液化天然ガス(LNG)船で重大事故が発生したケースを想定し、防災の日の1日に対応訓練を実施したと発表した。

同社グループでは、1997年7月に発生した大型タンカー「ダイヤモンド・グレース」の油流出事故を教訓として、すべての社員に安全運航の重要性を再認識させるキャンペーン「RememberNaka-no-Se」(リメンバー中の瀬)を毎年行っており、今回の訓練もその一環として行った。

日本郵船、LNG船重大事故想定し対応訓練02訓練では、「LNG船が航行中にブラックアウト(船内停電)が発生して他船と衝突、その後座礁し、バラストタンクに海水が流入、離礁困難な状況に陥った」という事故を想定した。

船舶管理会社のNYK LNGシップマネージメントも参加し、海上保安庁の指示、助言を得ることで、事故発生以降の迅速な情報収集や関係者との連携、プレスリリースや模擬記者会見を通じ、「社会に対して迅速かつ正確に事故の説明をすることの重要性」を再確認した。訓練の流れは次の通り。

■訓練の流れ
(1)LNG船から当社は緊急連絡を受け、すぐさま事故対策本部を設置。
(2)当該事故に関する情報を海上保安庁に連絡。
(3)LNG船の離礁作業と電源復旧を早期に行うべく、海上保安庁およびその他関係者の指示を仰ぎ、事故対策本部で事故対応。
(4)事態の進展に合わせてプレスリリースを配信、メディアからの問い合わせ対応訓練と模擬記者会見を実施。