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日本郵船、LNG船の重大事故想定し訓練

2018年8月2日 (木)

▲事故対策本部での訓練の様子

環境・CSR日本郵船は2日、安全キャンペーン「Remember Naka-no-Se」(リメンバー・ナカ・ノ・セ)の一環として、同社が所有する液化天然ガス(LNG)船に重大事故が発生した想定で、1日に対応訓練を実施したと発表した。

国土交通省海事局、第三管区海上保安本部、一般社団法人海上災害防止センターなどの協力を得て、LNG船で重大事故が発生した場合に想定される事態とその対処について関係者間で検討を重ねた。

訓練は「東京湾を北航中のLNG船の舵に故障が発生。南航するコンテナ船と衝突後、損傷個所からの浸水により、航行不能に陥る」を想定。

(1)LNG船の船舶管理会社から事故発生の連絡を受け、直ちに事故対策本部を設置(2)当該事故に関する情報を国土交通省海事局・第三管区海上保安本部に連絡(3)負傷者の救助をはじめ、貨物から発生する可燃性ガスをいかにコントロールするか、国交省海事局、第三管区海上保安本部、海上災害防止センターやそのほか関係者の指示を仰ぎながら事故対策本部で事故対応(4)事態の進展に合わせて段階的にプレスリリースを配信し、記者会見を実施――の流れで行われた。

この安全キャンペーンは、1997年7月2日に発生した原油タンカー「ダイヤモンドグレース」の東京湾中ノ瀬原油流出事故を教訓として、毎年7月1日から2か月間、安全運航の重要性をすべての社員が再確認する目的で実施している。

▲模擬記者会見の様子