ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

搬出入エリア区分、電動フォーク導入

水産庁、境漁港の高度衛生管理基本計画を策定

2014年9月11日 (木)

国内水産庁、境漁港の高度衛生管理基本計画を策定水産庁は10日、全国的な水産物の流通拠点となっている境漁港で、水産物の高度な衛生管理を実現するための基本的な考え方や措置などを示す「高度衛生管理基本計画」を策定した。

基本計画は境漁港の陸揚岸壁と背後の荷さばき所を対象に、高度な衛生管理を導入するために策定したもので、陸揚げから荷さばき、出荷に至る工程で、生物的、化学的、物理的危害を分析・特定して危害要因を取り除くためのハード、ソフト対策を講じるとともに、取り組みの持続性を確保するための定期的な調査・点検の実施、記録の維持管理と要請に応じた情報を提供できる体制を構築する。

これまで国が策定した高度衛生管理基本計画は8計画あり、今回の境港地区で9計画目となる。

具体的には、漁業種ごとに陸揚エリアを設定し、搬入・搬出エリアなどを区分。人、一般車両の入場管理を実施し、囲壁による鳥獣類の侵入、糞尿・塵埃などの異物混入防止策を講じる。また、電動フォークリフトの導入による排ガス汚染防止、清浄海水の使用・水産物や水質などの定期検査の実施なども行う。

現在の同港はゾーニングが不徹底で車両の進入による排ガスの影響や懸念されるほか、水産物を直接置いており、不衛生な状況となっている。