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JMU、環境配慮型の水産庁向け漁業取締船が完成

2022年3月22日 (火)

▲鳳翔丸(出所:ジャパンマリンユナイテッド)

行政・団体ジャパンマリンユナイテッド(JMU、横浜市西区)は18日、横浜事業所(同市磯子区)で建造していた水産庁向け漁業取締船「鳳翔丸」(ほうしょうまる)を引き渡したと発表した。

鳳翔丸は国際航海船としての規則に適合するため、水産庁所属の漁業取締船としては初となるバラスト水処理装置や主機関、発電機原動機用の脱硝装置を装備。既存船からさらに環境への対応を高めた。

水産庁所属の漁業取締船としては最大級の船型。荒い海象下でも各種取り締まり活動に従事できる高い耐航性を持つとともに、長期の航海でも適応できる居住環境の確保にも配慮した。

また、最大級の放水銃を2基装備。取締艇も2艇搭載することで取締能力の強化を図る。

■鳳翔丸の概要
全長:87メートル
幅14メートル
深さ:9.1メートル
国際総トン数:2515
最大搭載人員:40人
定係港:東京港