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川崎汽船、重量物輸送船社SALグループを完全子会社化

2011年4月4日 (月)

ロジスティクス川崎汽船は4日、50%を出資するドイツ重量物輸送専業船社SALグループの全株式を取得し、完全子会社化すると発表した。川崎汽船は2007年4月に欧州のグループ会社を通じ、SALグループのシェアの50%を購入、役員2人などの人員を派遣し、既存パートナーと共同経営を行ってきた。6月末に全シェアを買取り、完全子会社化することで、パートナーと基本合意に達したもの。

 

グループの重量物船事業を強化し、非コンテナ船事業比率の向上につなげる好機と判断、全シェア買取を決断した。完全子会社化後も、SALグループの社名、本社所在地は変更せず、従業員も全員雇用を継続する。また、現パートナーの一人であるLarsRolner氏に新会社のCEOを委嘱する。

 

重量物船業界での高いブランド力と現地経営陣、従業員の豊富な経験と知識を活かし、重量物船事業を同社のコア事業に発展させていく方針。