ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

新幹線開業50年に合わせて特設コンテンツ開設

SBSロジコム、来春開業「北陸新幹線E7系」輸送を今秋完了

2014年10月1日 (水)
トレーラーを後部から補助する誘導員と後輪操舵手

トレーラーを後部から補助する誘導員と後輪操舵手

ロジスティクスSBSロジコムは1日、来春開業する北陸新幹線用車両「E7系」3.5編成(42両)の輸送業務を受託し、今秋中に工場から積出港まで8キロの陸上輸送を完了すると発表した。6月に12両、7月には6両の輸送を完了し、月内にも42両すべての輸送を終える見通し。

ことし10月1日は、東海道新幹線が開業してから50年の節目にあたる。同社はこのタイミングで来春開業の新路線(北陸新幹線)の輸送を受託したことを意識し、自社ウェブサイト上に北陸新幹線輸送の特設コンテンツを同日開設。随所に職人技がみられる実際のスライド動画も公開した。

大きな内輪差を考慮したハンドル操作が欠かせない

大きな内輪差を考慮したハンドル操作が欠かせない

北陸新幹線の輸送は、1両25メートル、重量40トンと40フィートコンテナを大きく上回る「超長尺・超重量」輸送となるほか、「電子機器の集合体」という特性も考慮しなければならず、特殊仕様のトレーラーで左右折時の大きな内輪差、重量バランス、電子機器への振動対策などを考慮した、高度な運転技術が求められる。

この輸送プロジェクトは、同社横浜金沢支店が担っている。同支店は1981年以来、33年にわたる東京メトロ、東急電鉄、京成電鉄、JR各社などの鉄道車両輸送経験を活かし、6月から開始。1日2両ずつ、交通量の少ない深夜から早朝時間帯に、ドライバー、地上誘導員ら30人の作業チームを投入して実施している。

輸送にはドライバーだけでなく、トレーラーの後部を補助する地上誘導員や後輪操舵手が息を合わせてコントロールする必要があり、効率化が進む物流分野にあって職人的なノウハウを持つ人材育成が不可欠な事業領域となっている。

■SBSロジコム「北陸新幹線」輸送の特設コンテンツURL
http://www.sbs-logicom.co.jp/lgc/physical/transport/special/special-case2/