ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

15年3月期第2四半期業績

遠州トラック、輸送採算低迷、新拠点の安定化遅れ利益下方修正

2014年10月28日 (火)

財務・人事住友倉庫傘下の遠州トラックは28日、4-9月期の営業利益が予想を1億円下回り、2億2000万円になると発表した。売上高も5億円引き下げ、119億3000万円とした。また、通期は中国子会社の清算に伴う特別損失を計上することから、最終利益予想を3億円下回る1億5000万円に修正した。

4-9月期は、燃料単価の高止まりや乗務員不足による輸送コストの上昇があったにもかかわらず、運賃単価への転嫁が計画通り進展せず、輸送採算が低迷。最近稼働した2つのセンター業務で安定稼働化が遅れたことも影響し、営業利益が予想を大幅に下回る結果となった。

10月以降については、「燃料価格の低下や運賃の改定交渉の進展などで輸送採算が徐々に改善してくることが期待できる」としながらも、見込まれる貨物の取扱量から「数値差異を挽回するのは厳しい」との見方。

また、中国の連結子会社を清算することになり、これに伴う現地従業員の退職一時金の支払い、固定資産の処分などで特別損失2億8700万円が発生する見込み。