ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

【決算】エスライン、最終利益72%減少

2011年5月12日 (木)
2011年3月期連結(単位:百万円)
 2011年3月期2010年3月期前期比
売上高41,34838,7846.6%増
営業利益61891832.6%減
経常利益7611,03426.4%減
当期純利益20874171.9%減

ロジスティクス主力の特別積合せ部門は、他社からの配送受託量を拡大したほか、日用品を扱う顧客の物流センターに担当者を派遣し、事前の出荷状況を把握して適切な配送ルートを設定、出荷時の方面別個数を照合する情報システムを提供するなど、物流全体の効率化を図った。また、輸送品質向上に向けた品質改善会議を顧客とともに定期開催するなど、品質向上を目指すための提案活動や現場活動を積極的に実施した。

 

家電配送業務は、猛暑によるエアコン需要や地デジ化への移行対応など、エコポイント制度の活用による家電製品の買い換え需要が増加したこともあり、増収となった。

 

専門輸送分野では、大手量販店向けの調達から納品までの一貫輸送業務、コンビニエンスストアの地域ルート配送業務、家電や大型家具の保管・配送・設置業務など、グループ資産を相互活用して実施。倉庫部門では、顧客が望む商品の調達から物流加工、配送に至るまでの一貫した物流業務を提供し、商品保管業務の拡大とグループ全体の営業拡大に努めた。この結果、物流関連事業の売上高は407億800万円、セグメント利益は11億4400万円となった。

 

今期は、特積部門で新ビジネスモデルの構築や路線効率を高める営業開発などを実践し、物量拡大を図る。費用面では、物量に応じた運行・集配コースの再編、作業実態に応じた勤務時間帯への人員シフトなどを徹底し、輸送コストの削減を進める。これらの実践結果を、前期に運用開始した「エスライン経営管理システム」により、日々の行動結果の確認と今後の活動方針を決めながら収益の確保と業績の向上に努める。

 

これらの取り組みにより、売上高410億円(0.8%減)、営業利益6億円(3.1%減)、経常利益7億円(8.0%減)、当期純利益6億8000万円(3.2倍増)を見込む。