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日通、LA向けシー&エアを開始、混雑回避需要狙う

2015年2月23日 (月)

サービス・商品日本通運は23日、日本発ホノルル経由ロサンゼルス向けの新たなシー&エアサービス「NEX-マルチモーダルエアさっと!北米」の販売を開始したと発表した。

新サービスは、海上コンテナ1本分を満たす貨物(FCL貨物)を対象として、横浜港からホノルルまで海上輸送し、ホノルルからロサンゼルスまでを貨物専用機で航空輸送する。17日から提供を開始した。

ロサンゼルスなど北米西海岸の港湾で荷役作業の遅延や港湾ターミナル内のコンテナシャーシ不足など、大幅な混雑が続いていることから、海上輸送から航空輸送へのシフトが行われ、航空機のスペースもひっ迫してきている。

労使紛争は20日に暫定合意したが、正常化までにはしばらく時間を要する見込みとなっているため、日通では新サービスを港湾混雑のリスクに対応するシー&エアサービスとして提供する。また、米国西海岸向けの新たな輸送サービスとして、現在の混雑が解消した後も販売する。

ホノルルで積み替え後、ロサンゼルスまで航空機を利用するため、港湾の混雑を避けて円滑で素早い貨物の引取り・輸入通関・配達を実現、北米西海岸向け海上輸送に適した代替輸送とする。

経由地のホノルルでは、米国日通ハワイ営業所が保税転送手続きを行うため、船舶から航空機へのスムーズな接続が可能。フォワーダーチャーターなどの航空輸送、欧州経由シー&エアなど、多様な北米発着輸送サービスを用意する。