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国交省、TNTに事業改善命令

2011年5月23日 (月)

行政・団体国土交通省は20日、制限されている危険物を航空運送したとして、TNTエクスプレスに対し、事業改善命令を出したと発表した。

 

国交省が4月28日、TNTの航空受渡し営業所であるオペレーションセンターへ、貨物利用運送事業法に基づき立ち入り検査を実施したところ、「貨物の受取りから航空機搭載までの間に荷主から危険物であることを申告されたにも関わらず、社内の連絡体制が機能せず、航空機搭載を停止するための措置を行わなかった」ことが分かった。

 

これによりTNTが、航空運送が制限されている液体の環境有害物質を航空運送していたとともに、航空運送貨物を受取り後、危険物であることを把握していたにもかかわらず、適正な業務体制が構築されていないことが判明した。

 

これを受けて国交省は20日、貨物利用運送事業法第28条第5号の規定に基づき、「制限されている貨物であることを把握した場合、適正な業務体制を確立すること」とする事業改善命令を発した。

 

■TNTエクスプレスに対する事業改善命令書(PDF)
http://www.mlit.go.jp/common/000144857.pdf