日立物流、「全従業員総戦力化」でダイバーシティ100選

ロジスティクス日立物流は19日、経済産業省が主催する「ダイバーシティ経営企業100選」に選定されたと発表した。

ダイバーシティ経営企業100選は、経産省が女性、外国人、高齢者、障がい者など多様な人材を生かすことでイノベーションを生み出し、価値創造につなげている経営を行っている企業を選定し表彰する制度で、52社が選定された。

同社は「地域で勝ち抜き、世界で戦い･勝てる物流企業」を掲げてダイバーシティ推進を経営戦略の一つに据え、2012年に「ダイバーシティ推進センター」を設置。同センターが中心となって多様な人材の活躍による「全従業員の総戦力化」に取り組んでいる。

女性の活躍を推進するため、13年度に「女性活躍推進数値目標（KPI）」を設定し、男性管理職も参加する女性管理職研修の定期開催、ポジティブアクションの推進など取り組みの充実化を図っている。

また、グループ会社社員や外国籍社員といった多様な属性やパーソナリティを持つ人材の活躍に向けては、08年度より「MDP（マネジメントディベロップメントプログラム）研修」を実施し、価値観や意識の共有化を図っている。