財務・人事日本梱包運輸倉庫が8日発表した前3月期決算は、減収減益となった運送事業の落ち込みを倉庫事業がカバーし、全体の2.2%の営業増益を確保した。
運送事業はイトー急行の連結子会社化が増収要因となったものの、貨物取扱量の減少で2.1%の部門減収となった。また、運送効率の低下や減価償却費の増加で部門利益は28.8%減の23億9700万円にとどまった。一方、倉庫事業は保管貨物量の増加で売上高が18.2%増の262億1600万円に拡大。保管効率を高めたことで13.1%の部門増益となった。
今期は売上高1800億円(5.8%増)、営業利益156億円(2.6%増)、最終利益は108億円(12.2%減)と最終減益を見込む。
[日本梱包運輸倉庫]2015年3月期連結決算(単位:百万円)
2015年3月期 | 2014年3月期 | 増減 | ||
---|---|---|---|---|
売上高 | 170,076 | 165,205 | 2.9% | |
営業利益 | 15,200 | 14,878 | 2.2% | |
経常利益 | 17,259 | 16,401 | 5.2% | |
当期純利益 | 12,312 | 11,578 | 6.3% |