国交省、手ぶら観光共通ロゴの申請受付を開始

▲共通ロゴマークのデザイン（出所：国土交通省）

行政・団体国土交通省は24日、「手ぶら観光」のサービス拠点を分かりやすく明示する共通ロゴマークの申請受付を開始した。

訪日外国人旅行者に対する手ぶら観光の認知度を高めるため、7月中旬から下旬頃をメドに、共通ロゴマーク使用の承認と、承認を受けたサービスを周知するためのホームページを開設する。また、パンフレットを作成し、日本政府観光局（JNTO）、海外旅行代理店、宅配事業者、交通拠点などの協力を得ながらPRを進める。

共通ロゴマークの掲出基準は、（1）スーツケース、土産品の配送か一時預かりのいずれか一方が可能な物（2）特定地域への当日配送、特定地域への翌日配送が可能であること（3）料金体系の一覧を明示していること（4）英語による案内が可能であること（5）配送・一時預かりに関する補償内容を分かりやすく掲示し、英語による案内が可能な問い合わせ窓口があること――の6項目。

宿泊施設、商業施設、交通機関などで、本来サービスの一部として無料提供されているものなどは承認の対象外とする。

手ぶら観光は、訪日外国人旅行者が鉄道などで大きな荷物を持ち運ぶ不便を解消するため、日本の優れた宅配サービスを活用し、荷物を空港・駅・商業施設などで一時的に預かり、空港・駅・ホテルなどへ配送する取り組みで、物流審議官部門、観光庁が促進している。

■共通ロゴマークの運用や申請の詳細
http://www.mlit.go.jp/seisakutokatsu/freight/seisakutokatsu_freight_tk1_000069.html