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味の素、インドに製薬合弁会社を設立

2011年7月14日 (木)

メディカル味の素は14日、100%子会社の味の素オムニケム社(ベルギー)が、インドで原薬、製剤の製造販売を行っているグラニュールズ社と合弁会社・グラニュールズ・オムニケム社を設立することで合意し、同日合弁事業契約を締結したと発表した。

 

新会社は、医薬中間体、原薬の製造を行う会社で、今月中に設立する。インドのアンドラ・プラデシュ州のビシャーカパトナム区にある経済特区内に工場建設し、2013年1月をめどに生産を開始する。将来の投資を含めた総投資額は、約2000-2500万ドルを計画している。

 

製薬メーカーでは、生産機能のアウトソーシング、特に原薬の製造委託が増加していることから、業界の変化に伴う顧客からの要請に対応するため、オムニケム社では低コスト生産が可能なインドで新たな生産拠点を構築し、事業を強化することを検討していた。

 

今回合弁事業契約を結ぶグラニュールズ社は、低コストで品質の高い原薬・製剤を提供する技術力が強み。新会社設立により、オムニケム社のコスト競争力、生産能力の拡大を進める。これにより、同社の医薬中間体事業の強化を図る。