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譲渡後も物流機能円滑化で協力

乾汽船、神戸みなと倉庫を三菱商事グループに売却

2015年8月7日 (金)

ロジスティクス乾汽船は7日、神戸市灘区に保有する賃貸物流施設「神戸みなと倉庫」の信託受益権(土地と建物)を売却するとともに、売却先の親会社である三菱商事グループとの間で、同施設の物流機能円滑化に向けた取り組みに合意したと発表した。

神戸みなと倉庫は敷地面積3万2807平方メートル、延床面積7万109平方メートルの賃貸物流施設で、114億円で売却し、譲渡益27億8900万円を特別利益に計上する。売却後は三菱商事グループの不動産アセットマネジメント会社「ダイヤモンド・リアルティ・マネジメント」と協力し、乾汽船が物流機能を担う。

乾汽船と三菱商事はこれまでもばら積み船貨物輸送契約で取引関係にあったが、今回の物件売買の検討を機に、「既存商取引の円滑化による継続的な互恵関係」を図る取り組みを開始している。

神戸みなと倉庫の売却先は三菱商事系のダイヤモンド・インダストリアル・インベストメント一般社団法人が出資する「合同会社コウベマヤ」で、物件引渡し日は9月30日。