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既存物流網活用

伊藤忠・ファミマ、コンビニ店舗間の配送を開始

2015年10月26日 (月)

EC伊藤忠商事とファミリーマートは26日、コンビニエンスストアの既存物流網を活用した店舗間配送サービス「はこBOONmini」(はこブーンミニ)の提供を27日から開始する、と発表した。コンビニの既存物流網を活用する店舗間の配送サービスを本格的に展開するのは初めて。

伊藤忠・ファミマ、コンビニ店舗間の配送を開始

(出所:伊藤忠商事)

まずは、ヤフーが運営するオークションサイト「ヤフオク!」の商品発送・受け取りで同サービスの提供を開始する。2016年春以降ヤフオクユーザー以外の荷物の配送受付にも拡大していく。

伊藤忠商事とファミリーマートは、これまで送り状の手書きが不要で、24時間コンビニエンスストアで荷物を発送・受領できる「はこBOON」をヤフオクユーザーなど170万人の顧客に提供してきたが、「コンビニでも荷物を受け取りたい」という要望を受け、3社で検討。

コンビニの既存物流網の空きスペースを有効活用することで、通常の配送方法と比べて安価で利便性の高い配送サービスを開始することとした。

受取人不在による再配達防止と既存物流網の積極的な活用により、社会的な課題となっているCO2削減、宅配便の取り扱い個数増加に伴う配送ドライバーの人手不足の改善につなげる。

はこブーンミニは、ファミリーマートの店舗で無償提供される80サイズ(45×35センチ)の専用袋に梱包して配送。送り状(配送ラベル)には、名前や住所などの個人情報の記載が不要で、発送、受け取りともに全国のファミリーマート店舗で取り扱う。料金体系は、エリアに応じて4タイプに分ける。

伊藤忠商事は、はこブーンブランドの事業主体者として、はこブーンミニの企画、運営、システム開発、運用、決済、物流インフラを担う。