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雪印メグミルク、震災機に次世代型生産物流計画見直し

2011年10月13日 (木)

ロジスティクス雪印メグミルクは13日、乳製品事業の次世代型生産物流体制として新工場を建設するとしていた計画を変更し、投資額を275億円に増額するとともに、全ラインが稼働を開始する時期についても2014年下期に1年先送りすると発表した。

 

同社は2010年11月5日に戦略設備投資として、事業基盤の強化に向けて効率的な生産物流体制の構築に取り組むと発表。同年12月に取得した阿見東部工業団地(茨城県稲敷郡阿見町)の用地に、プロセスチーズ、マーガリンを製造する新工場を建設する計画を打ち出した。

 

また、新工場の敷地内に基幹倉庫を併設することで、原料から製品までのトータルのSCMに取り組み、「次世代型食品工場」を構築して市場競争力の強化を目指すとしていた。

 

投資計画は、2013年度下期の全ライン稼動を目指していたが、東日本大震災を契機に投資計画のあり方を再検討し、建物面積の増床や設備仕様の変更などによる投資額の増額、新工場の稼動タイミングの再設定を含む投資スケジュールの変更が生じた。

 

計画のスケジュール変更に伴い、新工場の稼動後に予定している横浜チーズ工場、関西チーズ工場、厚木マーガリン工場の既存3工場の閉鎖時期も1年先送りする。