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キャセイ航空、香港・米ポートランド路線に貨物便

2016年7月20日 (水)

ロジスティクスキャセイパシフィック航空は20日、香港と米国・オレゴン州のポートランドを結ぶ路線で、貨物専用機を週2便のスケジュールで運航させると発表した。すでに政府認可を申請しており、認可を受ければ11月3日に開始する。

これにより、同社が貨物専用便を乗り入れる南北アメリカ大陸内の就航都市は18都市へ拡大する。

新設するポートランド線は、毎週木・土曜日に香港・アンカレッジ・ロサンゼルス・ポートランド・アンカレッジ・香港のルートで運航する。使用機材は同社が保有する貨物専用機の中で最大の搭載能力を持つ最新のボーイング747-8F型機を投入する。

香港を拠点とする同社の国際航空貨物ネットワークを活用し、太平洋北西沿岸地域、米国内で生産される商品をアジア各地へ輸送するニーズに対応。荷主の選択肢を広げ、利便性を高める。

ボーイング747-8F型機について、同社は「今後増加が見込まれるポートランドとその周辺地域からの履物類や衣料品の準完成品、電子製品、生鮮食品などにより多くの貨物搭載スペースを提供することが可能」と説明しており、米国北西部向けEC物流拠点として急成長しているポートランドの貨物需要の取り込みを図る考え。

キャセイパシフィック航空はアジア太平洋地域で最初の航空会社として、11年にボーイング747-8F型機を受領し、現在は同型機を貨物専用機として13機保有している。