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極東開発、業績改善へ生産拠点を集約

2010年8月5日 (木)

拠点・施設極東開発工業は4日、グループの業績改善を図るため、九州地区の生産拠点を現在の2拠点から1拠点に集約し、連結子会社の日本トレクスが九州トレクスを吸収合併すると発表した。

 

同社グループは、特装車事業の業績改善を図るため、生産体制の見直しやグループ会社のスリム化に取り組んでおり、昨年年10には八戸工場(青森県八戸市)を閉鎖。しかし、国内トラック市場の低迷は今後も続く見通しで「当面は回復が期待できない状況」であることから、「現在の市場規模でも利益を確保できる企業体質にするため」、より踏み込んだ生産体制の再編を図ることが必要であると判断したもの。

 

この方針を受けて、同社は九州地区の生産拠点を集約するため、2011年1月1日付で、日本トレクスを存続会社、九州トレクスを消滅会社として吸収合併を行う。これにより国内生産体制は、現在の7拠点から6拠点となる。九州トレクスでは、主に九州地区向けにウィング型トラックボデー、バン型トラックボデー、トレーラの生産を行ってきたが、これらの業務は日本トレクスと極東開発工業の福岡工場へ移管する。

 

九州トレクスの既存生産設備などの資産は、グループ内での再配置や売却、賃貸などで有効活用を図る、としている。