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矢崎とupr、ASEAN地域で物流向けIoTサービス

2016年9月12日 (月)

サービス・商品矢崎エナジーシステム(東京都港区)とユーピーアール(東京都千代田区)は、タイを中心としたASEAN市場向けに、テレマティクスシステムとスマートパレット技術を連携させた物流支援システムを共同開発した。2017年3月からサービスを開始する。

矢崎とupr、ASEAN地域で物流向けIoTサービス

タイを中心としたASEAN地域では、交通事故の増加を受けて業務用車両へのテレマティクス車載機の装着を法制化する動きが加速しており、テレマティクスのニーズが急激に高まっている。

これまで物流事業者は、事故防止、エコドライブ、温度・振動などの貨物品質、効率、労務管理、盗難防止などを個別に管理してきたが、新システムを導入することでこれらを一括管理することが可能になる。

2017年3月にタイでサービスを開始し、その後、ラオス、マレーシアなどASEAN地域のほかの国々に広げる。最終的には、日本を含むグローバル展開を目指す。

このシステムは、テレマティクス車載機(iQsan車載機)に接続されたスマートパレット用リーダーを通じて取得する、パレットや貨物に装着されたタグからのID、振動、温度といった情報を3G回線経由で矢崎データセンターの管理サーバに蓄積。iQsanとスマートパレットシステムを連携させて提供する「iQsanトータルサポートサービス」(ITSS)では、これまでの位置、速度といった車両のステータス情報に加え、ID、振動、温度など搭載貨物のステータス情報をリアルタイムで可視化する。