エステー、フマキラー、NSファーファが資本業務提携に合意

産業・一般エステー、フマキラー、NSファーファ・ジャパンの3社は19日、資本業務提携を行うことに基本合意したと発表した。

3社の事業領域が補完関係にあることから、ノウハウ、人的資源の相互補完によって収益性の強化、顧客満足度の向上に取り組むため、資本業務提携を実施することにしたもの。

資本提携では、エステー、フマキラーがNSファーファ・ジャパンの発行する新株式を第三者割当増資の引受けによって取得する。エステーが取得するのは普通株式13万5330株（発行済株式数の25％）で、取得価額は3億3832万5000円（1株2500円）。フマキラーは2万7066株（同5％）を6766万5000円で引き受ける。

業務提携は、開発、営業、調達、物流などの幅広い分野で実施する。調達分野では、国内外の生産設備の相互利用、資材の共通化などによるコストダウン、物流分野では、物流インフラの共同利用によるコストダウンなどを想定している。

現在、エステーはフマキラーに一部製品の製造を委託するとともに、フマキラーとの物流機能の統合や大阪支店建物の一部をフマキラーへ賃貸している。