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ドライバーは「寝台から見てるだけ」

Uber傘下の米オットー、自動運転トラックでビール輸送

2016年10月26日 (水)
自動運転トラック-2
空白

話題配車アプリのUber(ウーバー)傘下で米国サンフランシスコを拠点に自動運転トラック開発に取り組んでいるOtto(オットー)は25日(現地時間)、自動運転トラックによるビール(バドワイザー)輸送を行い「自動運転の実用化に向けて重要なマイルストーンを達成した」と発表した。

バドワイザーを製造するアンハイザーブッシュ社と共同で行ったビール輸送でオットーの自動運転システムを搭載したトラックは、道路の情報を読み取る車載カメラ、レーダー、ライダー(光による距離測定)センサーを用い、人間が一切の操作を行うことなくトラックの加速、ブレーキ、ステアリングを制御し、コロラド州フォートコリンズからデンバーのダウンタウンを経由し、コロラドスプリングスまでバドワイザー5万1744缶を輸送した。

州間高速道路25号線(下り)の193キロの行程をトラックが走行する間、搭乗していたオットー所属のドライバーは運転席後部の寝台から自動運転システムを監視していたのみ。同社は「オットーの自動運転システムを搭載しているトラックでは、トラックが高速道路区間で『自ら』運転し、運転手のためにお金を稼ぐ間を休息時間に充てることになる」と説明している。

■オットーの自動運転トラックサイト「UBERフレイト」
freight.uber.com