調査・データ調査会社のマインドコマース社がこのほど販売を開始した自動運転トラック輸送市場に関する調査報告書によると、世界の自動運転トラック輸送向け「ハードウェア市場」は2026年までに889億ドル(9兆7109億円)まで拡大する見通しとなっている。
報告書ではこのほか、世界の全自動トラック輸送(レベル5)市場が26年までに216億ドル(2兆3596億円)の規模に達し、北米地域が市場拡大をけん引、欧州とアジアがその後に続くとの構図を紹介。
また、自動運転トラック輸送を対象とした定額利用モデル(VaaS、Vehicle-as-a-Service)のビジネスモデルも、同年までに501億ドル(5兆4728億円)の市場規模に成長するとの見込みを掲載している。
この調査はマインドコマース社が8月に発行した報告書に掲載されているもので、自動運転トラック輸送(自律型トラック輸送)市場を調査対象とし、主要ベンダー、戦略、製品、提供サービスなどを評価した。自動運転レベル、コンポーネンツ、対応技術別の調査結果も掲載、日本ではSEMABIZ(川崎市)が販売窓口となっている。
■主な掲載内容
▽自動運転トラック輸送技術とソリューション▽タイプ別自動運転トラック輸送市場▽業務用車両▽トラック輸送用コンポーネンツ▽トラック輸送用充電器▽自動運転トラック輸送向けソフトウェア▽AI技術▽自動運転トラック輸送ビジネスサービス▽自動運転トラック輸送の用途▽半自動運転トラックと全自動運転トラック比較▽従来型車両とハイブリッド車両▽電動車両▽自動運転トラック輸送のビジネスモデル▽自動運転トラック輸送の関連企業分析▽自動運転トラック輸送市場の分析と予測▽自動運転トラック輸送市場2021-2026年▽自動運転トラック輸送の出荷数2021-2026年▽まとめと提言