産業機械受注高が内外需とも減、10月は24.6％マイナス

調査・データ日本産業機械工業会は12日、10月の産業機械受注状況を発表した。10月の受注高は3174億9700万円（前年同月比24.6％減）で、内需が2472億5900万円（18.2％減）、外需が702億3800万円（40.8％減）となった。

内需のうち、製造業向けは12.6％減、非製造業向け28.9％減、官公需向け3.7％減、代理店向け2.8％増だった。

増加した機種は鉱山機械（32.3％増）、タンク（19倍増）、運搬機械（前年並み）、その他機械（13％増）の4機種となった。減少したのはボイラ・原動機（39.2％減）、化学機械（4.5％減）、プラスチック加工機械（24.9％減）、ポンプ（17.4％減）、圧縮機（12.2％減）、送風機（10.4％減）、変速機（11.7％減）、金属加工機械（26.3％減）の8機種。

外需のうち増加した機種は、鉱山機械（27.6％増）、タンク（33.3％増）、プラスチック加工機械（16.4％増）、運搬機械（89％増）の4機種。減少したのはボイラ・原動機（71.6％減）、化学機械（30.5％減）、ポンプ（26.3％減）、圧縮機（13.9％減）、送風機（72.6％減）、変速機（5.2％減）、金属加工機械（21.9％減）、その他機械（50.4％減）の8機種。

機種別では、ボイラ・原動機が電力、外需の減少で47.8％減、鉱山機械が窯業土石、鉱業の増加で31.8％増、冷凍機械を含む化学機械が窯業土石、造船、運輸・郵便、外需の減少で8.8％減、タンクが電力の増加で18倍増となった。

プラスチック加工機械が化学、その他製造業の減少で1.8％減、ポンプが官公儒、外需の減少で19.4％減、圧縮機がはん用・生産用、造船、建設、官公需、外需の減少で12.9％減、送風機が電気機械、外需の減少で20.2％減。

運搬機械が卸売・小売、外需の減少で21.5％増、変速機が電気機械、建設の減少で10.8％減、金属加工機械が鉄鋼、自動車、外需の減少で25.1％減となった。