1月の産業機械受注高、外需が8割増加

調査・データ日本産業機械工業会は9日、1月の産業機械受注状況を発表した。受注高は3391億2400万円（前年同月比12.7％減）で、内需が1811億3400万円（40.6％減）、外需が1579億9000万円（89.1％増）となった。

内需のうち、製造業向けは59.5％減、非製造業向け43.4％増、官公需向け34.2％増、代理店向け31.8％増だった。

増加した機種は鉱山機械（11.1％増）、タンク（76.3％増）、プラスチック機械（41.2％増）、ポンプ（2.2％増）、圧縮機（3.6％増）、運搬機械（49.3％増）、変速機（13.1％増）、その他機械（34.4％増）の8機種。

減少機種はボイラ・原動機（80.8％減）、化学機械（3.8％減）、送風機（22.7％減）、金属加工機械（18％減）の4機種となった。

外需のうち増加した機種は、ボイラ・原動機（4.8倍増）、鉱山機械（4.5倍増）、タンク（13倍増）、プラスチック機械（33.5％増）、圧縮機（56.4％増）、送風機（14.5％増）、運搬機械（4.3倍増）、変速機（6.8％増）、金属加工機械（4.6％増）、その他機械（90.6％増）の10機種。減少したのは化学機械（32.1％減）、ポンプ（40.6％減）の2機種だった。

機種別では、ボイラ・原動機が鉄鋼、電力の減少で43.9％減、鉱山機械が建設、外需の増加で21.6％増、冷凍含む化学機械が鉄鋼、外需の減少で12.6％減、タンクが石油・石炭、外需の増加で2.2倍増となった。

プラスチック加工機械がその他製造業、外需の増加で36.5％増、ポンプが外需の減少で11.3％減、圧縮機が外需の増加で22％増、送風機が鉄鋼、電力、官公需の減少で19.1％減。

運搬機械が運輸・郵便、外需の増加で2.1倍増、変速機が情報通信機械、運輸・郵便の増加で11.1％増、金属加工機械が鉄鋼の減少で11.4％減となった。