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ソディック、タイの生産拠点を増設

2012年2月10日 (金)

拠点・施設ソディックは10日、タイの生産拠点・ソディック(タイランド)の工場を増設すると発表した。生産拠点としてのタイの重要性を考慮しつつ、将来の水害リスクに備えるため、現工場の隣接する高台に新工場を設けることにしたもの。

 

タイ工場は昨年10月19日に洪水による浸水被害を受け、一時操業を停止。現在は一部操業を再開しているが、需要に見合った放電加工機の生産量は、福井工場、中国の蘇州、厦門工場などの他工場の代替生産で確保している。

 

しかし、現在の代替生産体制では、生産拠点が分散しすぎており、タイ工場の高習熟度の従業員の存在、市場拡大による需要量増加への対応などを考慮した場合、「タイ工場の重要度は依然として高い」と判断。

 

一方でタイ政府・工業団地当局の水害対策が不透明なため、将来の水害リスクの分散・回避を図るため、現工場のあるナワナコン工業団地に隣接する高台に新工場を増設することとした。

 

罹災した工場の復旧は、タイ政府・工業団地当局の水害対策や市場の需要動向を見ながら決めるとしている。

 

増設する新工場は、約12億円を投資し、ナワナコン工業団地の隣接地5万9200平方メートルに建屋面積8700平方メートルの施設を建設。3月に着工し、9月から稼働を開始する。主に放電加工機の部品加工、大型放電加工機の組立を担う。