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ロジスティクス大賞にキユーピー神戸工場のSCM事例

2017年9月1日 (金)

認証・表彰日本ロジスティクスシステム協会(JILS)は1日、2017年度のロジスティクス大賞にキユーピー、キユーソー流通システム、竹中工務店の3社による取り組みが決まったと発表した。

キユーピーは西日本の基幹工場建設に際し、調達・生産・販売・物流それぞれの機能が連携する仕組みを構築、労働生産性の向上、生産リードタイムの短縮、製品在庫の削減を実現した。

例えば、製品を充てんする時点で行き先配送拠点が事前に決定されており、これによってパレタイズ時にトラックの積載率を考慮して任意の段数の積み付けが行えるようにした。

また、無人搬送車や秤量の自動化、充てん機の高能力化により、省人化だけでなく、生産リードタイムを1日まで短縮。当日生産したものを当日に80%、翌日に20%を配送拠点に移動できるようになり、工場における製品在庫の大幅な圧縮を達成した。

技術活用賞には、東芝ロジスティクスの「ウェアラブルデバイスを活用した飛躍的な倉庫内作業改善」、奨励賞は花王ロジスティクスの「予測技術を活用した庫内作業最適化による生産性向上」がそれぞれ選ばれた。

受賞事例は10月27日に開催するロジスティクス全国大会2017の場で、受賞記念講演として発表される。

■ロジスティクス全国大会2017の詳細
http://logistics.or.jp/propulsion/enhancement/2017zenkoku.html