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米国倉庫と提携し「シンプル」に販路拡大支援

オープンロジ、米アマゾン向け越境ECの物流整備

2017年10月11日 (水)
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EC物流スタートアップのオープンロジ(東京都豊島区)は11日、米国オレゴン州の物流倉庫会社と提携し、アマゾンを利用した米国向け越境ECを物流面からサポートする環境を整えた。同日から提供を開始した。

アマゾンで商品を販売する際、利便性の高い物流サービスとしてアマゾンが提供する「フルフィルメントbyAmazon」(FBA)を利用するEC販売者は少なくないが、販売先が米国となると、購入者からの返品を受け付けるための倉庫を米国内に構える必要があり、アマゾンを利用した米国向け越境ECを展開したい事業者にはハードルとなっていた。

オープンロジが提供を開始した納品代行サービス「米国アマゾンFBA納品サービス」は、同社の物流サービスを利用する事業者の多くから越境ECへの対応を求められていたことを受け、国内EC事業者の市場開拓への必要性からオレゴン州の物流倉庫との提携に踏み切った。

▲オープンロジが提携する米国オレゴン州の物流倉庫

同社によると、既存顧客企業の7割に海外発送の意向があり、一部は個別にFBAを利用して米国向けに商品を販売していたという。オープンロジの利用企業は、米国アマゾンFBA納品サービスを利用することで、米国アマゾン向け販売とほかの物流を一元的に管理できるようになる。

オープンロジでは、当初の利用事業者数として100社程度を見込んでおり、今後は2019年度までに越境EC需要が高まる中国やほかのアジアで5拠点の倉庫開設を目指す。

■複雑・煩雑な米アマゾン経由の販売物流を「シンプル」に
実際にアマゾンで米国向け越境ECビジネスを展開するためには、現地に返品用倉庫を構え、米国のアマゾン利用者からの返品窓口と拠点、手段を整えなければならないが、「物流業務をシンプルに」することをビジネスの強みとするオープンロジだけに、「明瞭な従量課金制」と「会員登録後すぐに利用可能」という自社ビジネスのコンセプトを維持しながら、「Amazon.com」を通じたより簡単な米国向けの販路拡大に道を開いた。

日本のEC事業者にとっては、現地の倉庫を探す手間を省けるだけでなく、オープンロジを利用することで国内外の販売に伴う在庫管理、出荷作業を一元的に管理できるため、売上拡大に必要なマーケティングなどの本来業務に専念できるようになる。

米国のAmazon.comでは、注文から2日以内に購入者に商品を届ける配送オプションとして「2デイ・シッピング」を提供しているが、FBAを利用した商品はこの配送オプションの対象になることから、素早い配達で利用者の購買体験を高めたり、販売事業者にとっては在庫管理や配送業務、配送に関する英語でのカスタマーサポート、返品対応をAmazonが代行するサービスを受けられる。また、FBAを活用した商品には「プライムマーク」が表示され、購入者に対する訴求力が高まる効果も期待できる。

米国アマゾンFBA納品サービスの利用料金は1個口につき1050円からで、これとは別に配送料が実費として必要になる。