ロジスティクスセンコーは20日、今月から中国・山東省の青島で「青島物流センター」を稼働させたと発表した。
中国でのチェーンストア向け物流センターとしては、昨年6月、深センに稼働させた「深セン物流センター」に続くもの。同社では「現地での物流オペレーションの提案内容に加え、深センセンターの実績が評価された結果」としている。
青島物流センターでは、センコーの現地法人「上海扇興国際貨運有限公司」の青島分公司が市内と近隣店舗の合わせて7店舗へ、直営トラック配送を核としたTC、DC業務を行う。
また、オペレーションの基幹情報システム「センコーBPS(ベストパートナーシステム)」の導入、全店舗へのコンビテナー(カゴ車)によるカテゴリ別納品に取り組むなど、「中国でのチェーンストア物流のシステム化」を進める。
同センターでは、情報システムを活用した業務運営を行うため、現地で年数回起こる「停電による物流データの送受信滞留」にも速やかに対応できるよう、自家発電設備を設置。
同社は今後、中国国内での日系チェーンストア、中国系チェーンストア、グローバル企業をターゲットに、海外物流センター事業を強化していく考え。
■施設の概要
所有形態:賃借倉庫
所在地:中国山東省青島市
面積:3000平方メートル
稼働:8月2日
配送地域:青島地区(市内中心部から半径300キロ圏内)