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運輸・通信業のコンプラ違反倒産件数、14.3%増

2018年4月9日 (月)

調査・データ帝国データバンクは9日、2017年度のコンプライアンス違反企業の倒産動向調査結果を公表した。17年度のコンプラ違反倒産件数は231件で7.6%減少したものの6年連続で200件台となった。

業種別に見ると、最も多かったのは「卸売業」の54件(構成比23.4%)で、「運輸・通信業」は16件(14.3%増)だった。

違反類型別に分析すると、最も多かったのは決算数値を過大(過少)に見せる「粉飾」で72件(構成比31.2%)が判明した。特に負債規模の大きな企業倒産に多く見られ、コンプラ違反倒産の負債額上位20社のうち14社が「粉飾」(16年度は20社中4社)で、「不正リースや循環取引に加え、銀行借入残高の書き換えやグループ複数社での粉飾などの手法がみられた」と分析した。