関東のLPガス5社、物流子会社統合で基本合意

M&Aミツウロコグループホールディングスは22日、ミライフ（東京都墨田区）、三ッ輪産業（目黒区）、三愛石油（品川区）、橋本産業（台東区）の4社とともに、LPガスの配送・充てん事業を関東1都6県で展開する合弁会社を立ち上げると発表した。

それぞれの物流子会社を1社に統合し、共同配送の効率を高める狙いで合弁会社の設立に基本合意したもので、8月上旬の最終合意、10月1日の発足を目指す。

ミツウロコGHDは、これまで一部の地域で実施していた共同配送を拡大し、「枠組みを大きく超えた提携関係」を構築していく必要があると判断。各社の関東エリアの事業所、充てん所を統合し、経営資源を共同化することで物流体制の効率を高めつつ、コストの抑制を目指す。

合弁会社には、ミツウロコGHDが子会社として9月に設立するロジトライホールディングス、ミライフ、三ッ輪産業、三愛石油、橋本産業の5社が20％ずつ均等に出資。従業員600人、配送軒数100万軒、配送数量年間25万トンの関東エリアをカバーする広域LPガス配送・充てん物流会社となる。

■統合対象となる物流会社
エナジック関東（埼玉県松伏町、ミライフ傘下）、神奈川エナジック（横浜市神奈川区、ミツウロコ・ミライフ・三ッ輪産業が各33.3％）、三愛ガスサプライ関東（埼玉県本庄市、三愛石油傘下）、三ッ輪運輸（横浜市神奈川区、三ッ輪産業傘下）、マルハ運輸（東京都台東区、橋本ホールディングス傘下）