M&ALPガスの卸・小売を手がける三ッ輪産業は7日、グループ傘下の三ッ輪運輸(横浜市神奈川区)が、食品・工業製品物流を手がけるギオン(神奈川県相模原市)と配送業務の平準化に向けた事業提携で9月30日に合意した、と発表した。
三ッ輪運輸のLPガス運送の繁忙期は冬季で、ギオンの低温食品物流の繁忙期は夏季であることから、両社は配送リソースを共有することで業務量の平準化を目指す。両社の事業は繁閑差が大きく、人員確保、給与体系の確立、長時間労働などの共通課題を抱えていた。

▲(出所:三ッ輪運輸)
三ッ輪産業は2018年10月に、同じくLPガス事業を手がけるロジトライホールディングス、ミライフ、三愛石油、橋本ホールディングスと共同でLPガス配送会社「ジャパンエナジック」(東京都千代田区)を立ち上げており、今後はギオンとの事業提携を同社にも拡大し、配送範囲を全国に展開するという。