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三ッ輪・ギオン、LPガス・食品の繁閑相互補完で提携

2019年10月7日 (月)

M&ALPガスの卸・小売を手がける三ッ輪産業は7日、グループ傘下の三ッ輪運輸(横浜市神奈川区)が、食品・工業製品物流を手がけるギオン(神奈川県相模原市)と配送業務の平準化に向けた事業提携で9月30日に合意した、と発表した。

三ッ輪運輸のLPガス運送の繁忙期は冬季で、ギオンの低温食品物流の繁忙期は夏季であることから、両社は配送リソースを共有することで業務量の平準化を目指す。両社の事業は繁閑差が大きく、人員確保、給与体系の確立、長時間労働などの共通課題を抱えていた。

▲(出所:三ッ輪運輸)

三ッ輪産業は2018年10月に、同じくLPガス事業を手がけるロジトライホールディングス、ミライフ、三愛石油、橋本ホールディングスと共同でLPガス配送会社「ジャパンエナジック」(東京都千代田区)を立ち上げており、今後はギオンとの事業提携を同社にも拡大し、配送範囲を全国に展開するという。

同業との提携だけでは解決し得なかったことが可能になった。従業員への年間を通じた安定的な収益の確保と、ドライバースキルの向上を期待している。三ッ輪運輸の杉田直樹社長
労働者不足という課題に対しての、短期的な「助け合い」ではなく、長期的に有益な協力関係を築き、互いのフィールドでサービスに付加価値をつけていく。ギオンの祇園義久会長