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デンソーW、QRコード用いた顔認証ハンディ

2018年6月14日 (木)

サービス・商品デンソーウェーブ(愛知県阿久比町)は14日、NECソリューションイノベータ(東京都江東区)と協業し、ハンディターミナルにも利用できる「顔認証なりすまし防止ソリューション」(SQRC版)を商品化し、7月から販売開始すると発表した。

▲利用イメージ(出所:デンソーウェーブ)

この製品では、QRコードである「SQRC」に顔の特徴データを格納し、本人確認はQRコード読み込みと顔撮影による顔照合で行う。このため、ネットワーク環境の整っていない場所でも顔認証が可能なほか、個人情報を端末内に保持しないため、セキュリティーリスクを軽減できる。

このSQRCに対応したデンソーウェーブ製ハンディーターミナル「BHTシリーズ」では、QRコード・SQRCを読み取ることが可能なため、入出庫、検品、棚卸、点検などの業務と顔認証による本人確認を1台の端末で行えるようになる。

両社は2014年からQRコードと顔認証技術の連携を開始し、17年11月から3か月間、金融機関で実証実験をするなど、同ソリューションの開発を進めてきた。今回、両社が協業することで実証実験から得られたノウハウを元に、SQRCを用いたより付加価値の高いソリューションを商品化した。

今後は、ソリューションの一部をクラウド上でも利用できるなど、ユーザーの使用用途に合わせた商品強化を行い、導入しやすい環境を提供していく。3年間で10億円の売上を目指す。