デンソーウェーブ、50m先から読み取れるハンディを発売

BHT-605QLWB

ロジスティクスデンソーウェーブ（愛知県知多郡阿久比町）は15日、50メートル離れた先からでもQRコードを読み取れる新ハンディターミナル「BHT-605QLWB」の受注を近く開始し、夏頃から出荷すると発表した。国内で年間5000台を販売する計画で、価格はオープン。

倉庫・物流現場で使用されるさまざまな種類のバーコード、2次元コードの読み取りに対応しており、例えば、パレット単位で入出庫管理を行う場合は、フォークリフトのオペレータが操縦席から直接バーコードや2次元コードをスキャンすることができる。

また、離れた場所からでもコードを読み取ることができるため、商品の棚卸し時などに高所に保管している商品のコードをスキャンする場合も、商品を移動させることなく、効率的に作業を行うことができる。

これ以外でも、コードを読み取れる距離の範囲が広いため、作業者が無理な姿勢でコードをスキャンする頻度を減らすことができ、作業者の身体的負荷を軽減することができる。

アプリケーション開発環境には、BHTシリーズ共通の開発環境「BHT-BASIC4.0 Creator」を利用することができ、従来機との高い互換性を維持しつつ、BHTシリーズのパフォーマンスを引き出す開発が可能。また、HTML、JavaScriptなど汎用言語での開発も可能で、システムのWEB化を実現するWEBブラウザ「BHTブラウザー」、AS/400などのホストエミュレーションを実現するターミナルエミュレータ「BHTターム・エミュレーター」など、顧客の用途、環境に合わせて開発ツールを提供している。

■問い合わせ先
デンソーウェーブ
カスタマーサービス部
自動認識サポート室
TEL：0120-585-271（フリーダイヤル）