豪トールHD、旧フットワークの戦略「全面的に見直す」

国際オーストラリアの総合物流グループ「トールホールディングス」はこのほど、2012年6月期決算で日本法人「トールエクスプレスジャパン」（旧フットワークエクスプレス）の税引前利益（EBIT）が500万-1000万豪州ドル（3.9億円-7.8億円）の損失を計上するとの見込みを発表した。

併せて「このビジネスの全面的な戦略を見直す」としており、売却を含む選択肢を検討する可能性が出てきた。トールホールディングスは、旧フットワークに対する戦略の見直しについて、地震と津波の影響が長引き、日本の物流マーケットが低迷していること、短期的な回復が見込めないことを理由に挙げている。