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ハンガリー運送大手、4.4万台を天然ガス車へ転換

2018年9月20日 (木)
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話題英国ロンドンに本社を構える商用車・産業機械メーカーのCNHインダストリアルは19日、ハンガリーの運送会社「Waberer’s International」(ワベラー・インターナショナル)が、過去2か月の間に天然ガスを燃料とするトラックの走行試験に成功したと発表した。

天然ガストラックはCNH傘下のトラックメーカー、伊IVECO(イベコ)の製造によるもので、この結果を受け、ワベラー社は4.4万台に上る保有車両へLNG(液化天然ガス)とCNG(圧縮天然ガス)トラックを代替していく考え。

ワベラー社のトラックは「ユーロ6カテゴリ」のディーゼルトラックで、平均車齢が2.5年と短く、道路交通の環境への影響を減らすために新たな技術を検討している会社として知られている。

今回の試験では、ハンガリーのIVECO代理店でワベラー社と取引のあるドナウトラック社と行ったが、試験結果を受け、ワベラー社のCEOは「天然ガス車は道路輸送を行う上で強力な選択肢だ。エンジンは排出ガスと騒音の汚染率が大幅に低く、長距離輸送も可能で、運用コストが低くなる可能性もある。天然ガス充てん所が欧州で増加傾向にあることもプラス材料だ」と話している。