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センコー、タイのフォワーダー子会社化

2018年9月26日 (水)

M&Aセンコーは25日、タイを拠点に航空・海上輸送事業などを行うベストグローバルロジスティクス社の株式を取得し、21日付で子会社化したと発表した。

センコーはASEAN地域で、自動車運送・倉庫・フォワーディングなどの事業を強化しており、2017年4月にはシンガポールの航空・海上輸送会社のスカイリフト社を子会社化。18年7月からタイの大手外食チェーンとの合弁会社であるMセンコーロジスティクス社が、同国で冷凍・冷蔵物流事業を開始し、19年にはバンコク市内で同社が新たな3温度帯物流センターの稼働を予定している。

ベストグローバル社は、欧州・南米などからタイへの輸入貨物やタイからアジア・太平洋地域(オーストラリア・日本・韓国)への輸出貨物を中心に、フォワーディングサービスを提供しており、センコーは今回の子会社化で、スカイリフト社と連携してネットワークの拡充を図り、国際フォワーディング事業を強化する。

また、ベストグローバル社の医薬品関連の顧客を中心に、タイ国内で冷凍・冷蔵物流サービスを提供するとともに、ベストグローバル社が持つ農産物関連などの顧客基盤を活かしたタイ・メコン地域(ラオス・カンボジア・ミャンマー・ベトナム)間の越境物流の拡大などを計画している。