センコー、中東･アフリカ見据え独現地法人設立

国際センコーは4日、ドイツ西部のデュッセルドルフ市に、現地法人「センコーロジスティックス（ヨーロッパ）」を、7月20日に設立したと発表した。

▲現地事務所が面する通り（出所：センコー）

デュッセルドルフに現地法人を設立することで、日本国内で取引があり欧州にも進出している日系企業などに、一貫したサプライチェーンを提供するほか、中東やアフリカなどの周辺エリアでコールドチェーンなどの新サービスを展開することも視野に入れ、物流ネットワークを拡充する。

同社は、昨年3月に同市で駐在員事務所を開設しており、グループ会社でタイに拠点を置くベストグローバル社や、シンガポールに拠点を置くスカイリフト社などと連携し、アジアから欧州間貨物のフォワーディングサービスを拡充。

ことし4月には、海外拠点との連携をさらに深めるため、フォワーディング事業と通関事業を手がける新会社センコー・フォワーディングを設立し、国際物流事業の推進体制を強化していた。

■現地法人の概要
会社名：Senko Logistics（Europe）GmbH
所在地：ドイツ ノルトライン・ヴェストファーレン（NRW）州 デュッセルドルフ市
資本金：300万円　※センコーグループホールディングス 100%出資
代表者：森岡哲也氏
事業内容：国際航空輸送、国際海上輸送、倉庫、物流サービス業
従業員数：3人

センコー、新会社設立など4月1日付組織変更･人事