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ICカード活用宅配ボックスがグッドデザイン賞

2018年10月4日 (木)

認証・表彰フルタイムシステム(東京都千代田区)は3日、三菱地所レジデンス(同)と共同開発した、ICカード活用のマンション向け「各住戸玄関前宅配ボックス」が、グッドデザイン賞を受賞したと発表した。

同製品は、「共用部の宅配ボックスが満杯で荷物が受け取れない」などのユーザーの声に応え、共用部だけでなく各住戸にも専用の宅配ボックスを設置。ネット通販ユーザーが多く利用している飲料水の段ボールや精米を玄関前まで届けることで、入居者自身が共用部から運ぶ労力を緩和する。

また、飲料水の段ボールや精米だけでなく、ゴルフバッグの受け取りにも対応可能な幅50センチ×奥行60センチ×高さ136センチのサイズを採用している。

不在時でも各住戸玄関前まで配達ができるように、サービス対応宅配会社であるヤマト運輸、日本郵便、佐川急便に共用エントランスドア・各住戸玄関前宅配ボックスを開錠するICカードを貸与。宅配業者は各住戸玄関前宅配ボックスに1つの荷物だけではなく、容量が満杯になるまで複数の荷物を格納することができる。

フルタイムシステムが、宅配業者の共用部エントランスドアの認証記録や、宅配ボックスの開錠記録を管理し、ボックス内に荷物が複数ある場合も宅配ボックスの開錠履歴の把握を可能としている。部外者がマンション内へ侵入したり、宅配された荷物が紛失したりといったトラブルも予防する。

グッドデザイン賞では、「宅配ボックスは、分譲の集合住宅では、すでに一般化しているが、それを各住戸の玄関前に設置することで、極めて高い利便性を実現している。これは、購買行動が、インターネット中心となり、その結果の宅配、そしてまた、夫婦が職をもち日中の居住者不在が当たりまえになったライフスタイルにとっては有意義な計画である。指定業者制を導入することでセキュリティを高め、ソフトとも連動した取り組みとすることで、強く居住者の利便性にコミットメントした計画として評価できる」と評価された。